食品ロスが多い国ランキング【2026年最新】日本は何位?

本記事を制作するにあたり、各国のデータは「UNEP(国連環境計画)Food Waste Index Report 2024」の推計値(Annex 3: Household estimates)を出典としています。ランキングは家庭部門(Household)の1人あたり年間食品廃棄量(kg/capita/year)を基準に順位付けを行っています。


また、推計は国ごとの統計整備状況に左右されるため、すべての国のデータが同じ年・同じ精度で揃っているわけではありません。今回は、最新版のUNEPからのデータをもとに、記載しています。

それでは、世界の食品ロスランキングを見ていきましょう。

目次

食品ロスとは?日本の「食品ロス」と世界統計の違い

食品ロスとは『人が食べる目的で作られた食料が、食卓に届く前後で捨てられること』を指します。

食品ロスと似た言葉に、食品廃棄物があります。食品廃棄物とは、可食部+不可食部(皮・骨など)も含むものです。つまり、食べられない部分も含みます。

食品ロスのように、食べることができる場所が捨てられることが、社会問題として注目されています。

この違いを踏まえたうえで、ランキングは「家庭からどれくらい食品が廃棄されているか」を見ていきましょう。

3つの食品ロス種別

食品ロスには、大別すると3つの種別があります。

  • 家庭:家庭内の食品ロス
  • 外食:飲食店など外食産業で起きる食品ロス
  • 小売:販売物の食品ロス

家庭内の食品ロスは分かりやすく、食べ残しなどがメインになります。

外食の食品ロスは、お客様に提供できなかった食材たちの廃棄です。

料理としてお客様に提供できず、それが廃棄に繋がったり、お客様に提供したが食べ残した場合も食品ロスに当たります。

小売の食品ロスは、弁当や売れ残り品の廃棄です。お弁当がよく半額になっていますが、もし半額でも売れなければ、それは捨てることになります。

ここで、小売の食品ロスが発生するわけですね。

では、どれだけのゴミが世界で捨てられているでしょうか?

世界全体の食品ロスはどれくらい?

「Food Waste Index Report 2024」によると、2022年の世界の食品廃棄(Food waste)は推計で約10.5億トン。世界平均で1人あたり年間132kgを捨てている計算です。

ゴミの種別として内訳は、下記のとおりです。

  • 家庭:6.31億トン(60%)
  • 外食:2.90億トン(28%)
  • 小売:1.31億トン(12%)

日割りにすると、世界では1日あたり約287.7万トンの食品が捨てられている規模になります。

287万トンと聞くとイメージのつかない数字ですが、1日で東京ドーム3〜4つをゴミで埋めてちょうど収まるくらいです。食品ロスが社会問題となるのも頷ける数値になりますね。

また、基本的に食品ロスの総量が多いのは「家庭」です。日本でも家庭における食品ロスが最も大きく、食品ロス問題は一人ひとりの心がけが直に影響する社会課題だといえます。ます。

世界の食品ロスが多い国ランキング(1人あたり・家庭の食品ロス)

ここでは一人当たりの家庭における年間食品廃棄量を紹介します。上位ほど、1人が1年で捨てる量が多い推計になります。

本記事の出典は「UNEP Food Waste Index Report 2024 / Annex 3 Household estimates」です。注意として食品ロスの統計は詳細なものが少なく、今回は食品ロスに近い食品廃棄物のUNEPの発表を参考にします。

計算式は、「廃棄された食品の年間総量」−「国民の数」=「一人あたりの年間食品ロス」となります。

つまり、ゴミの総量が多くとも、人口が大きければランキングは下位になる点にも注意してください。

また、今回のデータは外食・小売の食品廃棄データは含んでいません。外食・小売の食品ロスは世界ではデータ取得が少ないため省いています。

それでは、データを確認していきましょう。

1人あたり(家庭)食品廃棄量世界ランキング

順位国・地域家庭(kg/人/年)
1モルディブ207
2セーシェル183
3シリア172
4チュニジア172
5エジプト163
6ドミニカ共和国160
7タンザニア152
8イラク143
9ルワンダ141
10バヌアツ141
11西サハラ140
12バーレーン132
13パキスタン130
14レバノン128
15アフガニスタン127
16ポルトガル124
17スイス119
18スーダン116
19ナイジェリア113
20アルジェリア113
21モロッコ113
22ウガンダ110
23セルビア108
24イタリア107
25メキシコ105
26サウジアラビア105
27イエメン104
28トルコ102
29アゼルバイジャン102
30パレスチナ自治区102
31アルメニア102
32ヨルダン101
33香港101
34パナマ101
35ジョージア101
36アラブ首長国連邦99
37オマーン99
38クウェート99
39オーストラリア98
40イスラエル97
41エクアドル96
42北朝鮮95
43グアドループ95
44マルティニーク95
45仏領ギアナ95
46オランダ領カリブ95
47アンギラ95
48サン・バルテルミー95
49フォークランド諸島95
50モントセラト95
51ブラジル94
52イラン93
53ネパール93
54ベネズエラ93
55カタール93
56レユニオン93
57マヨット93
58セントヘレナ93
59モザンビーク92
60マダガスカル92
61ニジェール92
62ブルキナファソ92
63マリ92
64マラウイ92
65チャド92
66ソマリア92
67ブルンジ92
68南スーダン92
69トーゴ92
70シエラレオネ92
71中央アフリカ共和国92
72リベリア92
73エリトリア92
74ガンビア92
75ギニアビサウ92
76マルタ92
77アルゼンチン91
78グアテマラ91
79キューバ91
80パラグアイ91
81エルサルバドル91
82コスタリカ91
83ルクセンブルク91
84スリナム91
85セントルシア91
86グレナダ91
87セントビンセント及びグレナディーン諸島91
88ドミニカ国91
89ボリビア90
90ハイチ90
91ホンジュラス90
92ニカラグア90
93ナミビア90
94ガボン90
95赤道ギニア90
96モーリシャス90
97フィジー90
98アンゴラ89
99コートジボワール89
100カメルーン89
101ギニア89
102ベナン89
103パプアニューギニア89
104ラオス89
105コンゴ共和国(ブラザビル)89
106モーリタニア89
107レソト89
108エスワティニ89
109ジブチ89
110コモロ89
111カーボベルデ89
112サントメ・プリンシペ89
113ペルー88
114チリ88
115カザフスタン88
116トルクメニスタン88
117ウルグアイ88
118プエルトリコ88
119トリニダード・トバゴ88
120ガイアナ88
121バハマ88
122バルバドス88
123キュラソー88
124トンガ88
125アルバ88
126米領ヴァージン諸島88
127アンティグア・バーブーダ88
128ケイマン諸島88
129セントクリストファー・ネーヴィス88
130タークス・カイコス諸島88
131シント・マールテン88
132英領ヴァージン諸島88
133サン・マルタン88
134ツバル88
135ギリシャ87
136ニューカレドニア87
137タイ86
138ウズベキスタン86
139タジキスタン86
140キルギス86
141ボスニア・ヘルツェゴビナ86
142アルバニア86
143ジャマイカ86
144リトアニア86
145北マケドニア86
146モンテネグロ86
147サモア86
148クック諸島86
149ウォリス・フツナ86
150ニウエ86
151トケラウ86
152カンボジア85
153ガーナ84
154リビア84
155オーストリア83
156バチカン市国83
157バングラデシュ82
158ラトビア82
159アンドラ82
160ジブラルタル82
161サンマリノ82
162ケニア81
163マレーシア81
164韓国81
165ポリネシア81
166サモア81
167リヒテンシュタイン81
168モナコ81
169カナダ79
170デンマーク79
171バミューダ79
172グリーンランド79
173ドイツ78
174ミャンマー (ビルマ)78
175ザンビア78
176ノルウェー78
177東ティモール78
178セネガル77
179中国76
180イギリス76
181スリランカ76
182中華人民共和国マカオ特別行政区76
183ブルネイ76
184サンピエール島・ミクロン島76
185アイスランド75
186マン島75
187フェロー諸島75
188アメリカ合衆国73
189ベトナム72
190ベルギー71
191ベラルーシ71
192モルドバ71
193キプロス71
194コロンビア70
195エチオピア69
196ウクライナ69
197チェコ69
198シンガポール68
199ルーマニア67
200ハンガリー66
201スロバキア65
202マーシャル諸島63
203パラオ63
204コンゴ民主共和国62
205キリバス62
206フランス61
207スペイン61
208スウェーデン61
209ニュージーランド61
210エストニア61
211日本60
212ポーランド60
213グアム60
214北マリアナ諸島60
215ナウル60
216オランダ59
217インド55
218インドネシア53
219フィンランド53
220クロアチア53
221ベリーズ53
222ボツワナ50
223ジンバブエ48
224アイルランド48
225南アフリカ47
226ソロモン諸島43
227ミクロネシア連邦38
228スロベニア36
229ロシア33
230フィリピン26
231ブルガリア26
232ブータン19
233モンゴル18

※データ出典は「UNEP Food Waste Index Report 2024 / Annex 3 Household estimates」で、食品廃棄物データを参考にしています。

日本の順位として、1人あたりの家庭内食品ロスは少ない傾向にあると分かります。もちろん他国では信頼度の低いデータもありますが、それでも家庭における食品ロスは少ない方だといえます。

逆に食品ロスが多い国の傾向として、南アジアやアフリカの国で食品ロスが多い傾向にあります。

なぜ、南アジアやアフリカで食品ロスが多いのでしょうか

出典の「UNEP Food Waste Index Report 2024 / Annex 3 Household estimates」では、気候の影響が考えられるという結論を出しています。

平均気温や湿度が高い国や地域では食物の腐敗が起きやすく、それだけ食品ロスも大きくなってしまいます。年中暑い地域では、日本の夏のように食品ロスが大きくなってしまうのです。

もう一つ、南アジアやアフリカの統計は信頼性の低いものもあり、正確性の高い情報が出てこない点も注意しましょう。

主要国の1人あたり家庭食品ロスの比較

主要国では、基本的に食品ロスが少ない傾向にありました。

  • ドイツ:78kg
  • 英国:76kg
  • 中国:76kg
  • アメリカ:73kg
  • フランス:61kg
  • 日本:60kg

国際推計の上では、特に日本は主要先進国と比べて「家庭からの廃棄(推計)」が小さい側に位置づけられます。

ただし、「家庭内の食品ロスが少ない=問題が小さい」と単純化せず、日本の公式推計も合わせて全体像を確認することが重要です。

また、一人あたりの食品ロスであり、総量としてはやはり先進国の方が多い傾向にあります。

それでは、総量のデータを見ていきます。

世界の食品ロスが多い国ランキング(総量・家庭の食品ロス)

順位
(kg/人/年)
国・地域家庭
(トン/年)
1中国108,667,369
2インド78,192,338
3パキスタン30,754,726
4ナイジェリア24,791,826
5アメリカ合衆国24,716,539
6ブラジル20,289,630
7エジプト18,085,437
8インドネシア14,728,364
9バングラデシュ14,101,956
10メキシコ13,368,447
11タンザニア9,960,496
12トルコ8,694,318
13エチオピア8,543,382
14イラン8,208,360
15日本7,398,006
16ベトナム7,079,811
17ドイツ6,502,860
18イラク6,378,198
19イタリア6,317,280
20タイ6,180,468
21コンゴ民主共和国(キンシャサ)6,147,778
22スーダン5,414,527
23アフガニスタン5,229,654
24ウガンダ5,209,076
25イギリス5,097,005
26アルジェリア5,057,909
27北朝鮮4,921,086
28ロシア4,829,772
29ケニア4,351,168
30ミャンマー (ビルマ)4,221,946
31モロッコ4,219,805
32アルゼンチン4,156,798
33フランス3,942,430
34サウジアラビア3,818,681
35シリア3,798,032
36コロンビア3,653,302
37イエメン3,490,097
38アンゴラ3,171,950
39モザンビーク3,033,197
40カナダ3,019,925
41ペルー2,983,735
42ウズベキスタン2,968,299
43フィリピン2,954,580
44スペイン2,895,272
45ネパール2,831,907
46南アフリカ2,819,981
47ガーナ2,812,571
48ウクライナ2,758,037
49マレーシア2,754,808
50マダガスカル2,724,081
51ベネズエラ2,626,859
52オーストラリア2,559,065
53コートジボワール2,509,753
54カメルーン2,487,472
55ニジェール2,411,286
56ポーランド2,391,600
57チュニジア2,121,810
58北朝鮮2,104,855
59ブルキナファソ2,085,610
60マリ2,078,251
61ルワンダ1,937,761
62マラウイ1,877,693
63ドミニカ共和国1,799,544
64エクアドル1,727,535
65チリ1,725,226
66カザフスタン1,708,990
67スリランカ1,656,148
68チャド1,630,217
69グアテマラ1,629,472
70ソマリア1,619,177
71ザンビア1,559,958
72カンボジア1,419,831
73セネガル1,328,487
74ルーマニア1,323,991
75ポルトガル1,273,480
76ギニア1,235,269
77ベナン1,189,816
78ブルンジ1,185,863
79ヨルダン1,136,788
80ボリビア1,101,625
81アゼルバイジャン1,055,462
82ハイチ1,044,831
83スイス1,041,879
84オランダ1,036,040
85キューバ1,023,900
86南スーダン1,003,706
87ホンジュラス940,257
88アラブ首長国連邦930,427
89ギリシャ903,930
90パプアニューギニア903,213
91イスラエル874,433
92タジキスタン852,861
93ベルギー827,860
94トーゴ814,188
95シエラレオネ792,109
96ジンバブエ791,249
97セルビア780,482
98中華人民共和国香港特別行政区759,923
99オーストリア742,020
100チェコ723,810
101レバノン701,828
102ベラルーシ674,104
103ラオス673,831
104ハンガリー658,020
105スウェーデン643,550
106ニカラグア626,538
107パラグアイ619,272
108エルサルバドル579,084
109リビア572,937
110キルギス568,288
111トルクメニスタン566,433
112パレスチナ自治区534,863
113コンゴ共和国(ブラザビル)532,075
114中央アフリカ共和国513,353
115リベリア487,593
116コスタリカ473,131
117デンマーク464,520
118オマーン451,415
119パナマ445,347
120ノルウェー423,540
121モーリタニア422,451
122クウェート420,861
123シンガポール409,182
124ジョージア377,643
125スロバキア366,600
126エリトリア338,555
127ニュージーランド316,590
128ウルグアイ301,034
129フィンランド293,620
130プエルトリコ286,071
131アルメニア283,222
132ボスニア・ヘルツェゴビナ277,117
133カタール250,830
134ガンビア249,316
135アルバニア243,657
136ジャマイカ243,364
137アイルランド240,960
138リトアニア236,500
139ナミビア232,106
140モルドバ231,061
141ガボン215,849
142クロアチア213,590
143レソト205,878
144ギニアビサウ194,117
145バーレーン193,612
146北マケドニア179,311
147ブルガリア176,280
148ラトビア151,700
149赤道ギニア150,824
150トリニダード・トバゴ134,673
151ボツワナ132,594
152モーリシャス117,408
153モルディブ107,877
154エスワティニ106,950
155東ティモール104,419
156ジブチ99,820
157レユニオン89,759
158キプロス88,750
159フィジー83,945
160エストニア81,130
161西サハラ80,958
162スロベニア76,320
163コモロ74,865
164ガイアナ71,298
165モンゴル60,364
166ルクセンブルク59,150
167スリナム56,630
168モンテネグロ54,051
169中華人民共和国マカオ特別行政区53,016
170カーボベルデ52,584
171マルタ48,760
172バヌアツ46,687
173グアドループ37,834
174バハマ36,089
175マルティニーク34,996
176ブルネイ34,109
177ソロモン諸島31,242
178マヨット30,536
179仏領ギアナ28,375
180アイスランド27,886
181仏領ポリネシア25,252
182ニューカレドニア25,215
183バルバドス24,646
184ベリーズ21,596
185サントメ・プリンシペ20,499
186セーシェル20,089
187サモア18,857
188キュラソー16,724
189セントルシア16,441
190ブータン15,072
191グレナダ11,874
192グアム10,173
193トンガ9,690
194アルバ9,682
195セントビンセント及びグレナディーン諸島9,134
196米領ヴァージン諸島8,802
197キリバス8,056
198アンティグア・バーブーダ7,922
199アンドラ6,598
200ドミニカ国6,394
201ケイマン諸島6,162
202マン島6,029
203バミューダ4,718
204グリーンランド4,718
205セントクリストファー・ネーヴィス4,401
206タークス・カイコス諸島4,401
207ミクロネシア連邦4,205
208フェロー諸島3,768
209シント・マールテン3,521
210米領サモア3,258
211リヒテンシュタイン3,235
212モナコ3,235
213北マリアナ諸島2,992
214オランダ領カリブ2,838
215英領ヴァージン諸島2,641
216サン・マルタン2,641
217マーシャル諸島2,526
218ジブラルタル2,474
219サンマリノ2,474
220アンギラ1,892
221クック諸島1,724
222パラオ1,263
223サン・バルテルミー946
224セントヘレナ925
225ツバル881
226ウォリス・フツナ862
227サンピエール島・ミクロン島758
228ナウル598
229フォークランド諸島
230モントセラト
231ニウエ
232トケラウ
233バチカン市国

総量で見ると、中国が世界一食品ロスが大きい国となっています。次いで、インドが2番目に多くなっています。

もちろん人口が多いからこそ総量も大きくなるわけですが、日本も総量で見たら世界で15番目に食品ロスが多いため、社会問題として一人ひとりが注視すべき問題と言えるでしょう。

家庭の食品ロスは、廃棄の中で最も比重が大きい分野です。

外食産業や小売産業が社会課題として取り上げられます。

しかし、最も食品ロスが起きているのが家庭であり、食べ残しや可食部の廃棄など私達一人ひとりが食材に感謝して生きていく必要がありそうです。

食品ロスの減少で日本は注目されている?

日本の食品ロス総量は世界でも15番目と大きな課題になります。

ただ、実は日本はUNEPの最新資料内でも取り上げられる「食品ロス減少モデルケース」なのです。

下記が、近年の日本における家庭・外食・小売の直近10年の傾向になります。

※出典:環境省「我が国の食品ロスの発生量の推計値(令和5年度)の公表について
※事業系=小売+外食の食品ロス

家庭の食品ロスについては啓蒙活動を始め、環境省の取り組みも功を奏しています。

環境省は、全国の自治体から一般廃棄物の排出量・処理量・再資源化(リサイクル)等の実績を毎年収集する年次調査を実施しています。加えて、一部自治体では、ごみ組成調査や開袋調査などで可食部の廃棄(食品ロス)の把握を行うなど、追加のデータ収集も行われています。

こうした取り組みで実際のデータを確認し、食品ロス問題への発信に取り組んでいます。そして、日本では外食や小売の食品ロスも低水準で推移しています。

これも日本の食品リサイクル法で仕組み化しています。

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食品リサイクル法とは?
食品関連事業者から排出される食品廃棄物の発生抑制と減量化、そして飼料・肥料・メタンなどの原材料として再生利用を促進し、最終処分量を減らすことを目的とした法律です。
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食品ロス問題が取り上げられる昨今、実は日本は世界と比べて一歩リードしている国だと言えます。

この結果に誇りを持ち、家庭の食品ロスについてももっと減らしていきたいですね。

食品ロスを出さないための考え方や取り組み

私達は日々、食品を食べて生きています。確かに日本では少しずつ食品ロスが減っていますが、0にすることは難しいです。

食品ロスを出さないための考え方や取り組みを知り、日々の生活をアップデートしていきましょう。

買い物3原則

買い物3原則を守れば、可能な限り食品ロスを減らせます。「あれ、残っていたのにまた買ってしまった」という重複購入が食品ロスを促進するため、それを防ぎましょう。

①買い物前に必ず冷蔵庫を見てから買う
必要な分だけ買う
③期限表示を知って賢く買う(利用予定と照らして、期限表示を確認する)

特に、“安いから”で買うのを一回止めて「安い=使い切れる時だけ」に変えるだけで、食品ロスは一気に減ります。また、家計的に無駄が減りますので、まさに一石二鳥ですね!

冷蔵庫をきれいにしよう!

年に一度の大掃除で、干からびた野菜たちや、使わなかったドレッシングがたくさん出てくることはありませんか?

冷蔵庫をきれいにするだけで、食品ロスは大幅に減らせます。毎週日曜日は冷蔵庫掃除の日と決めておくと、必要な分だけ買うように習慣化されますよ。

捨てる前に“つなぐ”:フードドライブという選択肢

どうしても余る食品があるなら、フードドライブがおすすめ。

家庭や職場で余っている未使用食品を集め、支援団体などを通じて必要な人に届ける仕組みです。
ただし「安全に渡せるものだけ」を渡しましょう。

一般的には、未開封・破損なし・常温保存可・期限が十分残っているものが対象になりやすいです。

受付条件は団体ごとに違うので確認が必要ですが、 捨てるはずだった食品が誰かの食卓につながることが大切になります。

食品ロスQ&A

最後に今回の記事のおさらいも含む、食品ロスに関するFAQを紹介します。

食品ロスとは?

食べられるのに捨てられてしまう食品のこと。家庭・外食・小売など、どの段階でも発生します。

食品ロスと食品廃棄物の違いは?

食品廃棄物は、食べ残しや期限切れだけでなく、調理くず(野菜の皮など)や骨・種といった「食べられない部分」も含む広い概念です。

食品ロスはその中の「本来食べられた部分」に限ったものです。

食品ロスが世界一多いのは?(1人あたり)

モルディブが一人当たり換算で最も食品ロスを出している国です。(UNEP Food Waste Index 2024より)

一人当たり年間で207キロ食品ロスを出している計算です。ただし、UNEPでは信頼度の低いデータもあるため、その点は注意しましょう。

食品ロスの総量が世界一多いのは?(国別の合計量)

中国が世界一で、108,667,369トンもの食品ロスがあります。(UNEP Food Waste Index 2024より)

人口の多さや環境・文化も影響しています。このデータの信頼度は中程度で、中国の廃棄総量は圧倒的に多いというデータが出ています。

食品ロスが多い地域は?

南アジアやアフリカで多く発生する傾向にあります。これは気候が影響しており、温暖な気候では食品の腐敗が進みやすいためです。

日本は食品ロスが多いの?

日本は「世界最悪」という水準ではありませんが、家庭・事業系ともに一定量の食品ロスが出ています。特に外食・小売を含む全体像で見て、削減余地があります。

日本の食品ロスの傾向は?

日本は近年、国や自治体が削減を進めており、家庭では「買いすぎ」「作りすぎ」「食べ残し」、事業者側では「販売期限」「規格外」「発注・在庫ロス」などが主な要因として挙げられます。

食品ロスを無くすための工夫は?

家庭では「買う量を決める」「冷蔵庫の在庫を見てから買う」「食べ切りを優先」「小分け冷凍」が効果的です。
事業者では「需要予測」「発注精度」「値引き・寄付」「規格外活用」「賞味期限表示の見直し」などが対策になります。

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