お米由来のプラスチックを開発する「バイオマスレジンホールディングス」

バイオマスレジンホールディングスは、国産のバイオマス資源を利用したプラスチックの製造・販売を手がける企業だ。現在はお米由来のプラスチック「ライスレジン」「ネオリザ」を生産している。

米を生産する際、食用にも飼料用にも適さずに廃棄されてしまう箇所が存在する。米の生産量は世界で4.8億トンもあるため、廃棄される量は膨大だ。この問題を解決するため、バイオマスレジンホールディングスでは、米由来のプラスチック製造の研究を10年以上行っている。

ライスレジンは、樹脂の最大70%が米でできており、プラスチック精製のための石油消費量を大幅に削減することが可能だ。また、国産の米を原材料としているため、供給が豊富で石油価格にも左右されないという利点がある。ライスレジンは口に入るプラスチック製品に用いられることが多く、子供向けおもちゃ、食器やコップ、オカリナなどで使用されている。特になんでも口に入れがちな幼児向けおもちゃの素材として、高い人気を得ている。

ネオリザは、米由来の生分解性プラスチックだ。こちらは海外での製造販売をメインとしている。米は世界中で生産されているため、世界標準のサステナブルな素材としてこれから販売していく予定だ。

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この記事の編集者

下谷 航希のアバター 下谷 航希 編集長

現在25歳。大学3年生の頃に子ども食堂の運営に携わり、社会貢献をしている人たちが大変な思いをしながら社会貢献活動をしていることを知る。その後、地方創生ツアーやメンタルケアアプリ制作などを行い、2023年に社会課題解決に尽力する人たちの課題を解決するメディア「ソーシャルエッグ」を立ち上げ。現在はソーシャルエッグのインタビューやメディア運営、学生へのソーシャルビジネス講座などを行っている。

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