学生プラスチック団体platzwa(プラッツワ)は、環境問題に関心のある高校生から大学生を中心に、SNSで海洋プラスチックごみの問題を知らない人に広める活動や、少しでも興味がある人にはより詳しく伝える活動を行う団体だ。これまで、プラスチック削減を行う企業の方をゲストとして招いたオンラインイベントの開催や、ビーチクリーンなどの活動を行ってきた。
platzwa代表の田淵氏は、過去にウミガメの鼻にストローが刺さったり、クジラに漁網が絡まったりした映像を見たことから、人間の責任で生き物を苦しめている現状にやるせなさを覚えたという。この経験から団体を立ち上げ、プラスチック問題を自分ごとと捉えてもらう人が増えること、また国籍や年齢、障がいの有無などに関係なく人々がそれぞれの長所を活かして環境汚染を防止することを解決できるような社会を目指す。
その1つの取り組みとして、「プラスチックで、点字のプロダクトをつくる」企画に挑戦する。点字と聞くと視覚障がいの人が使用するイメージが強いが、使用しない人にも福祉の観点から点字の必要性を感じ取ってもらいたいという思いから考えられた。今後は、キーホルダーやウェルカムボードなどを制作する予定だ。プラスチックと福祉を掛け合わせた新たな取り組みである。
8月2日からクラウドファンディングを開始していて、目標金額は22万円。リターン品のplatzwaオリジナルアクセサリーは、platzwaのメンバーがビーチクリーンで集めたプラスチックを丁寧に掛け合わせて作られており、イヤリング、ピアス、指輪などが用意されている。