中央大学商学部のソーシャル・アントレナーシップ・プログラム受講生が、檜のおがくずを再利用した『檜木ノ珈琲』を開発

中央大学では、2019年から地域課題を解決するイノベーション創生プログラム「ソーシャル・アントレナーシップ・プログラム」を実施している。

このプログラムでは、中央大学商学部の学生と地域の行政・企業が協力し、地域資源を活かした製品・サービスを開発しており、これまで

  • 山梨県丹波山村の地芋を活用した、じゃがいもソフトクリームの開発
  • 山梨県小菅村の木材を利用した、木製骨壺の制作
  • 地域の魅力を伝えるエコツアーの開催

などの実績がある。


2023年度のソーシャル・アントレプレナー・プログラムでは、檜原村の森林資源を活かした地域活性化を目的とした。

檜原村の主要産業は、檜の林業やフォレストツーリングだ。豊かな森林を目当てに毎年多くの観光客が訪れる一方で、観光客向けの「檜原村ならではのお土産」が少ない。また、木材を加工する際に出る大量のおがくずの使い道に、課題を抱えていた。

そこで、本プログラムを受講する5人の学生メンバーが、檜のおがくずを再利用したコーヒーパックを提案。檜の香りに合うコーヒー豆を選定し、試飲を繰り返し、森林の香りを感じられるドリップコーヒー「檜木ノ珈琲」を開発した。

コーヒーの粉末の中に檜の粉末が入っており、檜の香りが感じられつつも、檜特有の苦みが出ないようなブレンドになっている。

商品ラインナップコロンビア、マンデリン、アメリカンブレンドの3種
価格1パック270円(税込み)
3種セットパック810円(税込み)
販売時期2024年1月28日(日)から
販売場所東京都西多摩郡檜原村 ショッピングストアかあべえ屋
東京都西多摩郡檜原村 特産物直売所やまぶき屋
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この記事の編集者

下谷 航希のアバター 下谷 航希 編集長

現在25歳。大学3年生の頃に子ども食堂の運営に携わり、社会貢献をしている人たちが大変な思いをしながら社会貢献活動をしていることを知る。その後、地方創生ツアーやメンタルケアアプリ制作などを行い、2023年に社会課題解決に尽力する人たちの課題を解決するメディア「ソーシャルエッグ」を立ち上げ。現在はソーシャルエッグのインタビューやメディア運営、学生へのソーシャルビジネス講座などを行っている。

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