食からSDGsを推進する、株式会社グリーンハウスの取り組み

グリーンハウスはデリバリー・レストラン・食品流通といった、主に食に関する事業を取り扱っているグループ企業だ。

レストラン事業では、「とんかつ新宿さぼてん」や「謝朋殿」「スパニッシュダイニング Rico」など18ブランド608店舗を展開。

学校給食事業や海外展開なども手がけており、1日で提供する食事は100万食を超える。

また、2000品目以上の食材を揃える流通センターを持っており、安全安心の食材管理と流通の効率化を実現している。

そんなグリーンハウスは、SDGsに積極的に取り組んでいる企業だ。グリーンハウスが行っているSDGsへの取り組みは以下の通り。

生ゴミの削減

過剰除去の抑制や、提供食事数の管理による廃棄数削減などによって生ゴミの排出量を減少。15年間で約55%の食品廃棄量を削減している。

また、だしを取る際に使用した昆布や鰹節をふりかけにアップサイクルしたり、規格外の小松菜を用いたスパイスカレーを作成するなど、食材を無駄にしない取り組みを推進している。

使用済みの食用油をリサイクル

各店舗で使用した食用油を、肥料やバイオディーゼル燃料などにリサイクルしている。また、廃油をアップサイクルしてキャンドルを作るといった取り組みも行っている。

学生支援

グリーンハウスの創業は、終戦後の食糧難の学生たちへ食事を提供する仕事から始まった。

そこでグリーンハウスでは、学生食堂の運営を行っている獨協大学にて、コロナ禍で経済的に影響を受けた学生向けに弁当の無償配布を実施した。

また、意欲ある京都大学の学生たちへ経済的支援寄付を行ったり、慶應義塾高校にて食と健康プログラムを実施するなど、SDGs4「質の高い教育をみんなに」に沿った事業を実施している。

ダイバーシティ推進

グリーンハウスでは、女性社員比率が78.9%であるが、マネージャー層の女性比率は23.8%に留まっている。

そこで、女性リーダー育成プログラムの実施や、育児・介護とキャリアの両立支援などを実施している。

また、法定雇用率以上の障がい者雇用や、300人以上の外国人採用などを行っている。

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この記事の編集者

下谷 航希のアバター 下谷 航希 編集長

現在25歳。大学3年生の頃に子ども食堂の運営に携わり、社会貢献をしている人たちが大変な思いをしながら社会貢献活動をしていることを知る。その後、地方創生ツアーやメンタルケアアプリ制作などを行い、2023年に社会課題解決に尽力する人たちの課題を解決するメディア「ソーシャルエッグ」を立ち上げ。現在はソーシャルエッグのインタビューやメディア運営、学生へのソーシャルビジネス講座などを行っている。

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