JR東日本は、カーボンオフセットや地域活性化などと関わる旅行事業「びゅうサステナブルツーリズムプロジェクト」を2023年度より開始する。
2022年には、青森県の伝統工芸品である、古い布を裂いて新たな織物とする「南部裂織」を体験できるツアーを実施。23名の参加者を集め、伝統工芸品の普及と再利用の促進を伝えた。
2023年度からは新たに、カーボンオフセットの取り組みを行う。カーボンオフセットとは、なるべくCO2を排出しない生活を行いながら、排出してしまったCO2は同量のCO2削減活動に投資するという考え方だ。びゅうサステナブルツーリズムプロジェクトでは、旅行によって排出されたCO2と同量の森林保全を行うことで、CO2排出削減に取り組む。また、地域の伝統文化やお祭り、震災復興支援など地域活性化に関わるツアーも継続して行っていく予定だ。
JR東日本では、高齢の方向けのスロープの設置や、品川駅でのまちづくり、信濃川発電所の運営、子育て支援事業の「HAPPY CHILD PROJECT」など、ESGの取り組みを積極的に行っている。JR東日本グループの経営ビジョン「変革2027」でも、地域社会の発展への貢献や、SDGsの達成にフォーカスをしている。