カメラマンとして活動している大峯幸太さんに、今の活動をする理由や活動を始めたきっかけを聞きました!
- 『やりたいことが明確に見つからない』
- 『やりたいことはあるけど今の自分には厳しい』
- 『色々取り組んでみたけど自分は何も変わってないと感じる』
といった悩みを抱えている方にはぜひ読んでほしい記事となっております!
プロフィール
【名前】
大峯 幸太
【年齢】
23歳(2023年3月現在)
【携わっている事業内容】
カメラマン、ツアーの企画
現在の活動
現在行っている活動を教えてください。
今は3つくらいあって、1つ目は依頼を受けて写真を撮るカメラマンとしての活動。
2つ目は『地域活性化』に関連した地方でのツアーの企画。
3つ目は地元の宮崎でキャリア教育の授業を実施したくて、その準備をしてます。
直近では3月に銚子市でツアーをやる予定で、銚子市の観光大使の方や起業家さんたちや、地域おこし協力隊の方たちと協力してツアーを作ってます。
理念は「可能性を輝かせる」こと
活動をする際に大事にしている『価値観』や『理念』などはありますか?
3つ大きな活動をしている中で共通して僕の中である想いは、可能性を輝かせることですね。
『可能性』とは具体的にはなんですか?
例えばでいうと、都会と地方を比べた時に自分は地方にもいろんなところに可能性があると思っていて、確かに地方創生は厳しい側面もある。
けれど、残し方や伝え方によっては、ありのままの魅力を残せなくとも違う形で魅力を輝かせることはできると思っています。
今回のツアーの準備で銚子市に行った時には、地方のキツイ部分が見えたりもしたんだけれど、僕はそれ以上にいいなって思う部分が目に入りました。
なるほど、大峯さんがいいなと感じたことは例えばどんなことですか?
銚子って夏でも意外と涼しかったんですよね。
ビルが無くて風通りがいいおかげか、エアコン使わなくても割と快適に過ごせちゃった。
あとは、いわしの刺身がめっちゃ美味しくてびっくりしました。
いわしって鮮度が落ちやすくて刺身で食べられることあんまりないんです。
宿でも朝にいわしの味噌汁飲んだんだけど、それもすごくおいしくて…。
これだけ美味しいものであったり快適な環境があるので、輝く可能性はあると感じてます。
カメラマンとしての活動ではさっき言った”残す”っていう部分が関係していると思うんですが、可能性のあるものをより輝かせる『手段』として写真を使えればなと。
なるほど、大峯さんの活動は眠っている可能性を輝かせるための活動という側面もあるんですね。
そうですね。まぁ自分がされたことの『恩返し』みたいな部分もあります。
といいますと、恩返しとはどういうことですか?
昔から、自分の考えをFacebookに投稿していたんですが、最近見直したところ、表現がイタをったんです(笑)。
幼い言動が多くて、何もできない人間で終わってもおかしくなかったと思います。
自分はそういう未熟者だったのにそれでも関わってくれた人たちがいて、ありがたいなって感じました。
だからこそ、いろんな可能性を輝かせるカッコイイ大人になりたいと思っています。
なるほど、自分の可能性を広げてくれたように、過去の自分に似たような境遇の人たちの可能性を輝かせたいという想いがあるんですね。
社会課題に取り組み始めたきっかけは、高校の頃に出会った宮崎市の公務員
大峯さんが社会課題の解決に取り組むようになった『きっかけ』はなんですか?
そうですね…3つくらい転機があって、一番最初は高校の頃でした。
当時は理系で宇宙飛行士を目指していたんですが、理系の科目があんまり好きになれなかったのとそもそも色弱があるせいで宇宙飛行士になるのは厳しかったんです。
同じくらいの時期に、公務員として働きつつ土日に宮崎市をもっといい街にするべく活動する経営者の方と関わる機会があって、そこではじめて宮崎にもおもしろい人たちっているんだって思いました。
そこから、自分自身もやりたいと思ったことはやってもいいんだって思えるようになりました。
土日も活発に活動するおもしろい『大人』に出会ったことがすべての活動のきっかけなんですね。
そうですね。あとは、大学1年の頃にふと自分って何も変わってないじゃん、もう無理じゃんって考えるようになって…。
そこからもう一度『社会人』の方と話す機会が増えて、いろんな人から話を聞いた中で共通して話されたことは、素直な気持ちになれよ、やればいいじゃんっていうことでした。
最初のきっかけと似たような『教訓』ということですか?
それもあるんですが、それとは別にできないことは悪いことじゃなくて、できないことをわかったうえでどう行動するかが大事って言われました。
まだ『19歳』だよね、若いじゃんって(笑)。今までいろんな人と会ってきたけれど若くても23歳で、そりゃあ3年以上間があるからその人たちと自分とを比べてもしょうがないよなって。
そこからゼロから始める意識というか、ポジティブな面も見れるようになってまた前に進み始めました。
人と『お話』することで大峯さんは気持ちが変わっていったんですね。
3つ目の転機は割と最近なんですが、色んな活動が落ち着いたときふと自分は何ができているのか考えたときに、自分は成長角度浅いなぁと。
ゼロから始める意識だけじゃなくて、そこからさらに変わろうっていう意識が薄かったなと感じることがありました。
そこも今は見直して、以前よりはできることは増えたかなっていう感じです。
大峯さんの考える自分の理想像はなんですか?
今はカッコイイ大人になりたいって思ってます。
先ほどもおっしゃっていましたが、カッコイイ大人ですか?
はい。地元に戻った時に高校生から「え、そんなことしてるんですか」って言われるくらいの大人になりたくて、今の自分はまだ遠いと思ってます。
僕が地元で会った人で、『宮崎』にオフィス構えてクラファンの運営をやっている人がいて、「え、そんなことやってたんですか」って言った経験があるっていう。まぁ社会人だとしてもこんなことしてるって胸を張って言えるワクワクする大人に思われていたいです。
自己顕示欲とかとはまたちょっと違うと思ってて、根底にあるのは会った人に「あ、こんな大人もありだな」って思われていたいのがあると思います。
なるほど、地元の学生さんたちの『選択肢』を増やすことで、学生さんたちの可能性を広げたいという先ほど話していた思いに共通する部分があると感じました。
過去の自分へ「興味のある分野に突っ走れ」と伝えたい
今になってから昔の自分に『言えること』はありますか?
高校生、大学1年生くらいの自分に言えるとすれば、とにかく経験をして興味のある分野が見つかれば、それに関する能力をつけてほしいと思います。
やりたいと言ってる割に経験していることが少ないのはもったいないというか、経験すると案外おもしろいことが見つかるのになぁとは思いますね。やりたいと思ったときにどんどん行動に変えていけると、やりたいことが明確に見つかるきっかけは多くなるのかなと。
大峯さんの場合は人と話すことが一種の『トリガー』になっていたんですね。
そうですね。人によっては作品だったり風景だったりでそれぞれ違うと思うんですけど、やりたいことが見つかる瞬間は長い間何かに触れ続けてるときか、短時間で強い衝撃を受けたときだと思います。
その機会をいかに増やせるかが結構大切だと思うから、どんどん経験してほしいです。
社会課題解決に取り組みたいと考えてる人へのメッセージ
社会課題の解決に取り組みたいと考えている人への『メッセージ』をいただけたらと思います。
複数の角度から物事を考えてほしいという感じです。
地域活性で言えば、人によって設定する『ゴール』が違っていたりする。今の良さを変えていきたい人もいれば、今の良さを活かしたい人もいる。
でも、間違ったゴールっていうのはないから、他の人のゴールを理解する必要はあるはずです。
他にも、社会課題に取り組みたい人の中には恵まれた環境で育った人もいて、そのときにリアルを知っているかどうかも重要で、例えば、単に環境に悪いからとプラスチックを反対するだけでは人は動かないと思います。
プラスチックは便利だから普及しているというプラスチックを使う側の立場もしっかり考えたうえでの主張が大事になってくる。
当事者だけでなくすべての立場から物事を考えられるようになるのが理想だと考えてます。
お互いの立場を理解するのは物事を進めるうえで必要不可欠なものだと思いますし、自分の価値観を強要するだけになるのは気を付けてほしいです。
様々な物事を背景まで理解する姿勢が世の中を変えようとするうえで重要なカギなんですね。
長くなってしまいましたがインタビューありがとうございました!
こちらこそ、お疲れ様でした。
まとめ:やりたいことを見つけるには経験が大事!
様々な分野で活動する大峯さんにインタビューを行いましたが、いかがでしたか?
社会貢献に限らず、様々な分野に応用できる教訓が多くあったと思います!
以下、記事のまとめです。
- 大峯幸太さんはカメラマンの活動以外にも、様々な地域活性に関する活動を行っている
- 眠っている可能性をそのままにせず、輝かせたい
- カッコイイ大人のおかげで自分も可能性を広げられたように、カッコイイ大人になって可能性を輝かせたい
- 経験する機会を増やそう
- 複数の立場から物事を考えられるようになってほしい!
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