滋賀県大津市上田上地区は、地元の特産品である「菜の花漬け」を用いたエール「菜の花エール」の販売を、2024/3/15から開始した。
菜の花漬けとは、菜の花を塩で揉み漬け込んだ漬物で、古来から日本で親しまれてきた。菜の花漬けには「新漬」と「黄金漬」の2種類があり、黄金漬は昔から製法を受け継ぐ上田上地域ならではのものだ。
黄金漬を作るためには、重い漬物石を運び、半年以上の温度・湿度管理が必要だ。そのため、なかなか後継者が生まれなく、菜の花漬けの技術と伝統が失われつつある。
こうした問題を解決する手段の一環として、菜の花漬けを活用した発泡酒の菜の花エールが開発された。
地元の方と龍谷大学農学部の学生が共同で菜の花を栽培し、地元のクラフトビール醸造所「近江麦酒株式会社」が醸造を行う。
菜の花エールの製造・販売を通して、新たな地域産業の育成と地域活性化に取り組んでいく。
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