放置竹林を食べて解決!延岡メンマが地方創生賞に入賞

ふるさと名品オブ・ザ・イヤーは、毎年地域の名品を発掘・表彰することで、地域を支える商品を広めていく賞だ。この2022年度地方創生賞に、宮崎県延岡市で作られている「延岡メンマ」が受賞した。

延岡市は、市の80%が山林で占められており、放置竹林の増加が課題となっている。竹は成長スピードが速く、根の吸水力も低いため、植物多様性の低下や地滑りの頻発化などの問題が引き起こされる。この竹害を有効活用するため、LOCAL BAMBOO INC. では、竹をメンマに生まれ変わらせている。

延岡メンマの特徴は3点ある。1点目は、国産のメンマということだ。メンマの99%は外国産だが、延岡メンマは「延岡市の竹害解決」を目的として作られているため、純国産の竹を使用している。2点目は、延岡市の食材を使用している点だ。メンマの味付けには、延岡ブランドの「七萬石とうがらし」「赤麦みそ」を使用しており、味噌を使ったピリ辛な味付けから、延岡市の地域活性化に繋げている。3点目は、深みのある味わいだ。延岡メンマは徹底的に美味しい味を追求していて、その味はANA国際線ファーストクラスの機内食に使われるほど。徹底的に高品質な味を提供することで、高単価でも商品を買ってもらえるため、コストがかかりがちな竹の伐採・運搬費用を賄うことができる。

延岡メンマは、5種類の商品を用意。オンラインでの購入も可能だ。

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この記事の編集者

下谷 航希のアバター 下谷 航希 編集長

現在25歳。大学3年生の頃に子ども食堂の運営に携わり、社会貢献をしている人たちが大変な思いをしながら社会貢献活動をしていることを知る。その後、地方創生ツアーやメンタルケアアプリ制作などを行い、2023年に社会課題解決に尽力する人たちの課題を解決するメディア「ソーシャルエッグ」を立ち上げ。現在はソーシャルエッグのインタビューやメディア運営、学生へのソーシャルビジネス講座などを行っている。

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