竹害を減らし、竹をインテリアとして活用する「株式会社TAKESUMI」

株式会社TAKESUMIは、竹害問題の解決を目的として創設された企業だ。竹は成長速度が速く増殖スピードが速い。また、高さも高いため、低木草・雑木林が次々と竹藪に変わっていってしまっている。竹は根を深く張らないため、土砂崩れが起きやすくなるほか、野生動物の食料が山々から無くなる事で、農地での農業被害の拡大にもつながっている。

竹が伐採されない理由として、「竹がビジネス化できない」ことが挙げられる。竹の代わりとして安価に利用できるプラスチックがあるため、わざわざ伐採費もかかりコストがかかる竹を利用する企業が少ないのだ。竹には燃料(竹炭)や消臭効果としての使い道もあるが、これも海外の安い炭や化学薬品に取って代わられている。

そこで株式会社TAKESUMIでは、竹炭を「インテリア」として販売する事で、竹をビジネスとして活用している。日本古来の竹を使ったデザインの「祝い竹炭」「飾り竹炭」は、インテリアとして見栄えある商品となっており、お祝いのギフトとして利用されることが多い。TAKESUMIがインテリアとして利用されることで、竹害を減らしていくことを目指している。

画像参照:http://takesumi.co.jp/interior.html

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この記事の編集者

下谷 航希のアバター 下谷 航希 編集長

現在25歳。大学3年生の頃に子ども食堂の運営に携わり、社会貢献をしている人たちが大変な思いをしながら社会貢献活動をしていることを知る。その後、地方創生ツアーやメンタルケアアプリ制作などを行い、2023年に社会課題解決に尽力する人たちの課題を解決するメディア「ソーシャルエッグ」を立ち上げ。現在はソーシャルエッグのインタビューやメディア運営、学生へのソーシャルビジネス講座などを行っている。

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