近年の大学ゼミでは、学生たちが企業と共同で商品を開発する事例は珍しくない。学生と企業が共同で行うプロジェクトのことを「産学連携」と言い、今回紹介するStepping Stoneもその一例だ。
Stepping Stoneは、様々な大学のゼミと株式会社スバストラジャパンが共同で行う、フェアトレードプロジェクト。
明治大学商学部・小林尚朗ゼミ、法政大学現代福祉学部・佐野竜平ゼミ、駒澤大学経済学部・山中達也ゼミ、関西大学商学部・深澤光樹ゼミ、順天堂大学国際教養学部・佐々木優ゼミ、名古屋外国語大学世界共生学部・宮川ゼミ、東洋大学経済学部・吉田ゼミ(順不同)
参加ゼミ一覧
インドのフェアトレード認証工場「Suvastra India」と、認定NPO法人フェアトレード・ラベル・ジャパンの協力の下、学生たちが1年間でフェアトレード商品の企画・設計・販売までを手がける。学生たちにソーシャルビジネス事業の立ち上げ経験を積ませるとともに、若年層にフェアトレードの認知度を広めることを目指している。
これまで、フェアトレード認証コットン100%の鞄やポーチなどを製作。産学連携フェアトレード認証コットンバッグはクラウドファンディングサイトにて52万円超の支援が集まる、人気製品となった。
2023年12月には、駒澤大・東洋大が共同で、羽田空港近郊のホテルとコラボしたフェアトレード商品を開発していることを発表した。新たな学生たちが、どのようなフェアトレード商品を作り上げるか楽しみだ。
コメント