大学SDGs ACTION! AWARDS 2024の受賞者が発表

朝日新聞社が主催する「大学SDGs ACTION! AWARDS 2024」の表彰式が開催された。

「大学SDGs ACTION! AWARDS 2024」は、SDGsの達成に向けて大学生が社会課題解決のアイデアを提案するイベントだ。

今年で7回目の開催となり、177件の応募の中から12件が賞に選ばれた。今回受賞したアイデアは以下となった。

一般部門グランプリ
慶応義塾大学 古堅陽向さん
体験型メディアリテラシープログラム『レイのブログ』

中高生が情報のファクトチェックに必要なスキルを得られるプログラムを開発。これまで国内外300人以上が体験。

ウェルビーイング・ダイバーシティ部門グランプリ
筑波大学大学院 多田遥香さん
女子特化プログラミング教室『griteen』

小中学生女子の関心に沿ったプログラミングの授業を、女性教師が行うプログラミング教室を実施。日本の理系女子人材の育成と、子から母親へのスキルシェアによるリスキリングを行う。

準グランプリ
立教大学 浅見幸佑さん、中央大学 横尾繁土さん、日本女子大学 布川詩子さん
見ても見なくても見えなくても楽しめる!一緒に楽しむビーラインドな社会

視覚障害の有無に関わらず楽しめるボードゲームを開発。

自治体<一般社団法人十勝うらほろ樂舎>賞・オーディエンス賞
中央大学 合志瑠夏さん、慶応義塾大学 寺澤裕太さん
日本を介助先進国に!素人でも挑戦できる介助マッチングアプリ

高齢化社会のなか、介助が必要な人が外出しにくいという問題がある。そこで、GPSを用いた、介助が必要な人とお手伝いをしたい人をマッチングするアプリを開発。

自治体<熊本県山都町>賞
立命館アジア太平洋大学 菊川心平さん、山口由人さん
外国人留学生の可能性を最大化するプラットフォーム

優秀な外国人留学生の宣材能力を、日本語でアピールしてくれるシステムを構築。このシステムと企業を繋ぎ、優秀な外国人留学生が適切に雇用される社会を作る。

自治体<長野県松川町、一般社団法人南信州まつかわ観光まちづくりセンター>賞
岩手大学 佐藤稜さん、櫻庭翔吾さん、扇谷太智さん
ビールの消費を社会への投資に変える!-つなぐビールプロジェクト-

地域での離農と食糧自給率低下を防ぐため、ビール麦の国産化プロジェクトを松川町にて実施。栽培から醸造までを県内で完結させ、地域社会の活性化を目指す。

自治体<鹿児島県瀬戸内町>賞
東京理科大学大学院 手島涼太
海岸に漂着した海藻と炭酸水から新たな傷治療用ゲルを開発!

海藻から抽出したアルギン酸塩と炭酸水から、傷病用の絆創膏を開発。環境に優しく、安価・簡易に作成できることから、途上国での感染症リスク低下にも期待。

自治体<北海道下川町>賞
上智大学 中村涼香さん
核兵器の今を知るARコンテンツ『KNOW NUKES』

時が過ぎ被爆者の実体験を聞く機会が減る中、核兵器の脅威を知るためのARコンテンツを開発。身近に核兵器が落ちた場合のシミュレーションを、ARを通じて体験できる。

選考委員会特別賞
慶応義塾大学 発田志音さん
適切な競技団体運営を通じたセーフガーディング促進

テニス競技団体のコンプライアンス徹底のため、セルフ・アセスメントシートを作成。全国315の大学に配布。

選考委員会特別賞
滋賀大学大学院 戸簾隼人さん、立命館大学 中井勇希さん、立命館大学大学院 杉山滉平さん
VR・AI技術を用いた、誰一人取り残さない「デジタル保健室」

なりたい姿で会話できる、メタバース空間でのデジタル保健室を開発。また、会話が苦手な人でも話しやすいよう、感情分析AIがコミュニケーションを行ってくれる。

選考委員会特別賞
慶応義塾大学 山岸成さん、世良マリカさん
アフリカ途上国雇用創出のためのコラボ商品を主軸とした新ブランド「Uzuri」

既存のアフリカブランドとのコラボ商品を開発。アフリカブランドの日本市場進出をサポート。

選考委員会特別賞
慶応義塾大学 猪村真由さん
入院という時間がちょっと特別になる、病児向け体験プログラム「POCO!」

療養中の子どもが、制限の多い病院の中で自分だけの世界を作れる絵本×工作キットを開発。

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この記事の編集者

下谷 航希のアバター 下谷 航希 編集長

現在25歳。大学3年生の頃に子ども食堂の運営に携わり、社会貢献をしている人たちが大変な思いをしながら社会貢献活動をしていることを知る。その後、地方創生ツアーやメンタルケアアプリ制作などを行い、2023年に社会課題解決に尽力する人たちの課題を解決するメディア「ソーシャルエッグ」を立ち上げ。現在はソーシャルエッグのインタビューやメディア運営、学生へのソーシャルビジネス講座などを行っている。

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