海外から日本に輸入されるバナナは、年間104万トン。そのうちの約0.5%程度が、流通の過程での傷や痛み、熟成状況よって規格外バナナとなっている。味はそのままだが規格外として廃棄されてしまうバナナを、なんとかして生かせないかと考え、アンリ・シャルパンティエ(シュゼット・ホールディングス)は規格外バナナによるSDGs焼きドーナツ「バナナーナ」を制作した。
傷んだバナナは早期に加工しないと、すぐ熟成してしまう。そのため、バナナの輸入元であるANAフーズ株式会社から鮮度が高いうちに仕入れ、輸入から3日以内で工場内で焼きドーナツに加工する。甘いバナナの香りと、触感のアクセントになるチョコレートチップ、キャラメルペーストを練り込むことで、より一層風味が際立つお菓子となっている。
バナナーナのパッケージには、SDGsのロゴと「規格外のバナナを使ったSDGsのスイーツが登場!」の文言が入れられていて、お客さんにもSDGsに取り組んだ商品であることが一目で分かるようになっている。
バナナーナは、羽田空港第2ターミナル「ANA FESTA到着ロビーギフトショップ」、伊丹空港南ターミナル2階「じゃらんマルシェ」、東京駅「大丸店」「ギフトパレット店」「グランスタ東京店」で販売中。今年2月から空港での販売を開始し、新商品として両空港のショップ内で売上個数1位を記録している。価格は3個入りが648円(税込み)、5個入りが1080円(税込み)。
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