神奈川なでしこブランド10周年記念イベントで、社会に良い事業を手がける女性起業家を取材!

chocon.to.green:福祉事業所の皆さんと共に作るインテリア雑貨

【名前】
田口 和美

【経歴】
2017年から個人で木工雑貨を販売開始 ⇒ 評判を呼び2020年に事業化

【携わっている主な事業内容】
chocon.to.green®:木の温かみを感じられるかわいいインテリア雑貨

chocon.to.green
ちょこんとグリーン chocon.to.greenは、 【暮らしの中に小さな癒し】を コンセプトにした ハンドメイド品の ギフトショップです。 ひとつひとつ、手作業で 心をこめてお作りします。 ぼくたち...

聴覚障がいを持った父に支えてもらい、制作を行ってきた

下谷

よろしくお願い致します。手のひらサイズでかわいい雑貨の「ちょこんとグリーン」ですが、この事業を始められた経緯についてお聞かせ頂けますか?

田口

はい、私はもともとDIYが趣味で、ある時、木工で出る端材を利用して作ってみたインテリア雑貨が、ちょこんとグリーンの始まりです。

この時作った雑貨をInstagramにアップしてみたところ、「すごくかわいい」「自分も欲しい」などの反響を頂き、注文が次々と入るようになりました。

田口

注文を頂くのはありがたかったのですが、本業の片手間でハンドメイド雑貨制作を行っていたため制作が追い付かず…。そこで、父が内職仕事を辞めて、この制作を手伝ってくれることになりました。

聴覚障がい者だった父親が、毎日朝から晩まで木キューブの研磨をしてくれたおかげで、なんとか注文に対応することができました。

田口

ただ、そんな父が他界してしまい、またしても受注に生産が追い付かなくなってしまいました。そこで、障がい就労支援事業所の方々に制作を依頼させていただくようになりました。

事業所の皆さんがキューブ研磨の作業工程を手伝ってくださるおかげで、ちょこんとグリーンを多くのお客様にお届けできています。

自分の好きなちょこんとグリーンを見つけて欲しい

下谷

ありがとうございます。

ちょこんとグリーンはインテリアとして、どのような特徴があるのでしょうか?

田口

ちょこんとグリーンの植物は造花なので、お手入れいらずで部屋に彩りを加えることができます。また、場所を取らない小さなサイズなので、どこに置くにもスペースを取りません。

田口

ちょこんとグリーンはハンドメイド品で表情は手描きのため、ひとつとして同じものはありません。いろんなキャラクターをぜひ楽しんでいただけたらと思います。

ちょこんとグリーンは手作りのため、様々な表情を見せる
下谷

なるほど。ちょこんとグリーンはどのような方にご購入されることが多いのでしょうか?

田口

結婚や出産・引っ越しなどのお祝い事のプレゼントとして贈って頂かれることが多いですね。

特に結婚式用にデザインした、「新郎新婦 ちょこんとグリーン」は新郎新婦のイニシャルを入れられることや、思い出の品として残しておけることなどから、結婚祝いとして好評を頂いています。

こちらは、結婚祝いで人気の新郎新婦ちょこんとグリーン

介護事業者との取り組みについて

下谷

ちょこんとグリーンの制作の中で、事業所の方々はどういった役割を担われているのでしょうか?

田口

ちょこんとグリーンでは、障がい福祉サービス事業所、就労継続支援事業所、多機能型事業所に業務を委託しています。ここでは、木のキューブの角を取ってもらったり、やすりがけをしてもらったり、丁寧に丸みを帯びたちょこんとグリーンのフォルムを生み出してもらっています。

下谷

なるほど。事業所の方とは、どういった繋がりで委託を始められたのですか?

田口

元からの繋がりがあったわけではなく、自分でメールを送ったり電話を掛けたりして作業していただける事業所を探しました。現在では神奈川県に2か所、他県3か所の事業所が引き受けてくださり、作業工程の一部を委託しています。

chocon.to.greenさんに関心を持っていただけた方は、ぜひ田口さんへお問い合わせをお願い致します。

メール:chocon.to.green@gmail.com

まとめ:神奈川なでしこブランドは女性の活躍を応援している

今回は、神奈川なでしこブランド10周年記念イベントの取材を行ってきました。今回紹介した以外にも、総計14の団体が展示販売を行っていました。神奈川なでしこブランドは毎年商品を募集していて、認定されると県がパンフレットを作成し、県内百貨店等に配布したり、ロゴマークの使用権などを得られます。

神奈川なでしこブランド2024は、2023年7月19日~2023年10月2日まで募集を行っています。興味のある方はぜひ応募してみてはいかがでしょうか?

神奈川県
【終了しました】「神奈川なでしこブランド2025」募集のご案内 「神奈川なでしこブランド」「なでしこの芽」の令和6年度の募集は終了しました
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この記事の編集者

下谷 航希のアバター 下谷 航希 編集長

現在25歳。大学3年生の頃に子ども食堂の運営に携わり、社会貢献をしている人たちが大変な思いをしながら社会貢献活動をしていることを知る。その後、地方創生ツアーやメンタルケアアプリ制作などを行い、2023年に社会課題解決に尽力する人たちの課題を解決するメディア「ソーシャルエッグ」を立ち上げ。現在はソーシャルエッグのインタビューやメディア運営、学生へのソーシャルビジネス講座などを行っている。

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