神奈川なでしこブランド10周年記念イベントで、社会に良い事業を手がける女性起業家を取材！

はい、こちらは神奈川県松田町で未活用になっていた、ユズの皮を使ったアロマオイル「神奈川ユズ精油」です。

松田町では、年間3000個以上の未活用のユズが存在しています。私は横浜市でアロマセラピースクールを営んでいるため、大量に廃棄されてしまっているこれらのユズがアロマオイルに活用できるのではないか？と考えました。

しかし、当時の私には農家さんとのツテは一切なく…。そこで松田町の役場に思い切って飛び込んで、農家さんを紹介してもらい、廃棄予定のユズをすべて買い取らせて頂きました。そこからkukunaの事業がスタートしました。

まずユズの皮を、ボランティアの方に手伝って頂きながら1つずつ剥いていきます。

その後、蒸留という作業を行う事で「精油」と「アロマウォーター」を抽出することができます。この少ない層が精油、多い層がアロマウォーターですね。このように、ユズから取れる精油の量はかなり少ないため、とても貴重です。

そうですね、BASEで販売を行っています。ただ、今の時期（毎年春～秋にかけて）は在庫が売り切れになってしまっていることが多いです。

ユズの収穫は11月頃になるので、秋以降がお求めいただきやすいと思います。

主に外国の方が多いですね！ユズは海外ではあまり栽培されていないので、爽やかなユズの香りを好まれる外国の方が購入してくださっていますね。

現状では、ユズの皮のみをアロマオイルとして利用しているため、実や種の部分は活用できていません。毎年3000個以上のユズを使っているため、この実や種の部分も何かに有効活用したいと考えています。

また、ユズアロマは神奈川県松田町のふるさと納税返礼品にも登録されています。こういった形で、神奈川県への貢献と地域活性化にもつなげて行けたらいいなと思っています。