シエラレオネで子どもの復学支援を行う「NPO法人アラジ」2022年度年次報告書を公開

シエラレオネ共和国では現在、3人に1人が中学3年生までの義務教育を完了できていない。その主な要因が「若年妊娠による女子児童の休学・退学」だ。そこでアラジでは、以下のプログラムを行っている。

10代のシングルマザー復学支援

若年妊娠により学校に戻れない10代のシングルマザーが、再び学校で学べるような支援を行っている。返済不要の3か月間の奨学金や進学支援金を提供するなど、2022年度には66名に支援プログラムを実施した。

男子中高生性教育プログラム

女性の若年妊娠を防ぐため、男子中高生へ正しい性知識を教えている。具体的には、性教育に関するテキストの配布、各学校での性教育の授業などだ。2022年度には62校・20436名にプログラムを実施した。


それ以外にも、

  • 都市部奨学金給付支援:14家庭・18名
  • 農村部小学校支援:2校・364名
  • 活動報告会やオンライン交流会、コラボイベントの実施、学校や企業での講演会の実施

などを行った。

2022年度の経常収益は12,283,688円、経常費用は10,895,640円となった。アラジは「誰もが夢に向かって努力できる社会の実現」を目指して活動を続けるため、マンスリーサポーターを募集中だ。

シエラレオネ教育支援NPO法人アラ...
2022年度 年次報告書WEB版  2022年度 年次報告書 特定非営利活動法人Alazi Dream Project 目次 NPO法人アラジとは
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この記事の編集者

下谷 航希のアバター 下谷 航希 編集長

現在25歳。大学3年生の頃に子ども食堂の運営に携わり、社会貢献をしている人たちが大変な思いをしながら社会貢献活動をしていることを知る。その後、地方創生ツアーやメンタルケアアプリ制作などを行い、2023年に社会課題解決に尽力する人たちの課題を解決するメディア「ソーシャルエッグ」を立ち上げ。現在はソーシャルエッグのインタビューやメディア運営、学生へのソーシャルビジネス講座などを行っている。

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