SHIFT80は、日本とアフリカで協力して、環境負荷を抑えた独創的な洋服を制作・販売しているブランド。「80%の利益を使って、世界をシフトさせる」をコンセプトに、利益の80%をアフリカに還元している。
創業者の坂田氏は、世界一周を旅する中で、ケニアのスラム街「キベラ」にてリリアンという女性と出会った。リリアンは10代で両親が他界、その後は18人の兄弟姉妹を養うために、洋裁の技術を身に着けお金を稼いだ。必死に働き育児をする中で、教育の重要性を実感し、寺子屋「マゴソスクール」を創設。孤児や貧困児童に対して教育をしつつ、自身が縫製した服でファッションショーを行っていた。
坂田氏はこの様子を見て、アフリカの現状とファッションの力を実感したそう。学費を理由に学校に通えない子供たち、貧困によって生理用品が買えない女の子、その子らがファッションショーで自信を身に着けている。そんな姿を目にして、坂田氏は個性と自信を引き出すアパレル「SHIFT80」を、リリアンと共に創業した。
SHIFT80では、利益の80%をアフリカの様々な活動に還元している。顧客が購入した商品のタグから、QRコードを読み取り、自分が望む寄付先に投票を行う仕組みだ。寄付先は「女性支援」「孤児と被虐待児生活支援」「貧困児童学費支援」「障がい児支援」の4つから選ぶことができる。
また、SHIFT80では持続性のある生産・販売・循環を重要視している。廃棄を出さないようにする受注生産システム「MADE TO ORDER」や、洋服の再利用プログラム「SECOND JOURNEY」、アップサイクル素材やオーガニックコットンの使用などを行っている。
日本とアフリカをつなぐものづくり、関心がある方は公式HPにストーリーや坂田氏からのメッセージもあるので、見てみてはいかがだろうか?