エシカル・サスティナブルな商品の魅力をお客様に伝える、接客力が強みのstyle table東武池袋店を取材

今回は、エシカル・サスティナブル・ヴィーガンの様々な商品を販売する、style table東武池袋店を取材してきました。実際に店舗に足を運び、style tableさんの強みである接客力を直接体験してきました。

  • 何かエシカルなことを日常に取り入れてみたいと思っている方
  • ソーシャルグッドな商品を扱う店舗を運営されている方

はぜひ読んでいただけたらと思います!

目次

「自分と自分の周りの人を幸せにしたい」という想いから、株式会社WINを創業

【名前】
竹内 宏樹
株式会社WIN 代表取締役

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【経歴】
薬剤師 ⇒ 株式会社WIN代表取締役

下谷

今回は、「エシカル・サスティナブル・ヴィーガン」をテーマとしたセレクトショップ「style table」の東武池袋店を運営する、株式会社WIN代表取締役の竹内さんにお話をお伺いさせて頂きます。

本日はよろしくお願い致します。

竹内

よろしくお願い致します。

下谷

ではまず、竹内さんが経営する株式会社WINについてお伺いさせて頂けますでしょうか?

竹内

はい。株式会社WINは2018年に創業した会社で、現在は私1人で運営を行っています。事業内容としては、style table東武池袋店の運営を軸に、経営者としての知見を基にしたビジネスコンサルタント、レンタルスペースの運営などを手がけています。

下谷

起業されたのが約6年前ということですね。起業される前は、どのようなことをされていたのでしょうか?

竹内

私は昔から「自分と自分の周りの人を幸せにしたい」という価値観を持っていて、最初は薬剤師の仕事に就いていました。やりがいのある仕事でしたし、収入も悪くありませんでしたが、それだけでは自分のことで精一杯で周りの人までは支えられないと感じていました。

周りの人を幸せにする前に、まず自分の環境を整えなければと思い、2010年頃から経営を学び始めました。様々な事業展開をする中で、「持続可能な社会」「SDGs」「サスティナブル」といった言葉が使われ始め、時代の潮流に乗りつつ社会全体を良くしていく事業を行いたいと考えるようになりました。

竹内

その際に、style tableを運営する株式会社フラッグ代表の吹上直子さんに出会い、「エシカル・サスティナブルな社会を日本全体に広げていきたい」という強い意気込みを伺い、その想いに協力することを決意しました。そこから、style table東武池袋店の運営を任せて頂いているという経緯となります。

下谷

なるほど。

今行われている経営コンサルタントやイベントスペースの運営も、「自分の周りの人がより良い生活ができるようにしたい」という理念から行っているものなのでしょうか?

竹内

そうですね。ビジネスコンサルタント事業は、自分が事業を営む上で得た知見や経験を他の人にも共有したいという思いから行っています。イベントスペースは私の周りの友人へ貸し出すことが多く、ミーティングやイベントなどの機会に活用して頂いております。

style tableの特徴①:すべての商品に付与されている、7つのエシカルテーマとは?

下谷

ありがとうございます。ではここからは、style tableさんの事業内容についてお伺いさせて頂ければと思います。

まず、style tableとはどのようなコンセプトのお店なのでしょうか?

竹内

style tableは「地球、家族、友だち、わたし、未来 みんなにやさしく」をビジョンに掲げたお店です。「エシカル×サスティナブル×ヴィーガン」をテーマに、都内に代官山本店を含め6店舗、他には神奈川に1店舗と関西に2店舗、各地でのポップアップストアやオンラインストアに出店しています。

style tableの特徴は、すべての商品にエシカルテーマを付与している点です。以下の7つのエシカルテーマの中から、該当するテーマのマークを商品情報に記載しています。

style tableの7つのエシカルテーマ

  • ジャパンメイド
  • オーガニック成分配合
  • 気候危機対応
  • プラスチックフリー
  • ヴィーガン
  • フェアトレード
  • 天然由来成分配合
竹内

これにより、「社会に良いものを使いたいが、どんな基準で何の商品を選んだら良いのか分からない」という方が、どんな商品を選べば良いか判断しやすくなっています。

style tableの店頭では商品の値札にエシカルテーマが記載されているため、どんな社会課題に取り組んだ商品なのかが一目瞭然となっている
竹内

style table東武池袋店では、サスティナブルな食品・コスメを中心に販売しています。

食品では、障害を持った方がパッケージデザインを行っているチョコレートや、オーガニックのフランス産紅茶などを販売しています。コスメでは、現地女性の雇用創出と環境保護に取り組むオーガニックマルラオイルや、爪や肌に優しい天然素材ネイル、ヴィーガンの方でも使える化粧水などを販売しております。

竹内

また、大切な方への贈り物用に、ギフトセットも販売しております。こちらは、「せっかくプレゼントをするなら、肌によいオーガニックなものを贈りたい」という方からご支持を得ていますね。

竹内

さらに、「ヴィーガン認証」「有機JAS認証」「EU有機認証」「世界フェアトレード認証」といった、各種認証を受けた商品も取り揃えております。

エシカルな商品をかなりの数取り揃えておりますので、ぜひご興味のある方はstyle tableのお店に足を運んで頂ければと思います。style tableは全店で接客を強みとしていて、店頭に行けばエシカルやサスティナブルについて博識なスタッフたちが、わかりやすく教えてくれますよ。

style tableの特徴②:エシカル・サスティナブルを熟知したスタッフによる接客力

下谷

style tableさんは接客力を強みとされているのですね。

竹内

はい。style tableでは、しっかりとお客さまに商品の良さを伝え、その商品の価値を知って頂くことを重要視しています。そのため、style tableでは従業員のことを「エシカルアドバイザー」と呼んでおり、商品の特徴・成り立ち・どんな社会課題に配慮しているのかといったことを、全て語れるようにしています

例えば、今販売しているこちらのチョコレートは、1つ購入ごとに1本の木がアフリカのカメルーンに植えられます。こういったストーリーを、エシカルアドバイザーがお客さまに伝えながら接客することで、お客さまがその商品の良さを知ることができます。

2月に店舗に訪れたため、バレンタインフェアのチョコレートが販売されていました
下谷

竹内さんだけでなく、お店のスタッフ1人1人までエシカルやサスティナブルについて熟知されているのですね。そうした知識は、エシカルアドバイザーの方1人1人に教えているのでしょうか?

竹内

配属したてのメンバーには、ある程度の商品情報は教えています。しかし、エシカルなこと・サスティナブルなことに自ら関心を持ってくれる方が多く、主体的に商品の良さを調べて学んでくれていますね。

新商品が来ると、彼ら彼女らが自ら興味を持って、私が知らない所まで調べてきてくれます(笑)店長に至っては、ほぼすべての商品の情報を覚えていますね。

竹内

さらに、style table全体での接客研修も行っています。そこで商品の知識をシェアしあったり、お客さまへの商品の進め方を学びあったりしています。こうして商品の価値をきちんと届けた接客を行っていることで、style tableのファンになってリピートしてくださる方が、ありがたいことに増えてきていますね。

日常の一部をサスティナブルなことに置き換えることで、地球全体の環境負荷を減らしていく

下谷

竹内さんは日常生活の中で、何かエシカルなこと・サスティナブルなことに取り組んでいらっしゃいますか?

竹内

私も全くプラスチックを使わない、全く肉食をしないといったことまではできていません。ですが、日常の一部にサスティナブルな取り組みを取り入れています。

例えば、「Meat Free Monday(月曜日は肉を食べない日にする)」や、マイボトルを持参するといった具合に、日常の一部をエシカルなことに置き換えるようにしています。

竹内

全員がいきなり生活の全てを変えるというのは現実的ではないと考えています。ですが、全員で日常生活の10%-20%をエシカルに置き換えることで、地球全体の10%-20%の環境負荷が減らせていくのではないかと思います。

こうした取り組みが広がる事で、日常生活に過度な負担を強いることなく、徐々に持続可能な生活にシフトしていけると思っています。

下谷

身の回りでできることから、ということですね。

竹内

そうですね。逆に「こうでなければならない」という強制感があると、持続可能ではなくなってしまうのではないかと思っています。自分ができることから徐々に浸透させていって、それが数年・数十年単位で大きな変化をもたらすと考えていますね

竹内

style table東武池袋店も同じ価値観で運営をしていて、まずはこんな問題があるんだよ、どんなエシカルな商品があるんだよ、ということを接客を通して知ってもらう。そこでお客さまに商品を手に取って頂き、日常生活の一部にサスティナブルなことを取り入れてもらう。

この循環を広げていくことで、社会全体から地球への負荷を減らしていきたいと考えております。

下谷

1人1人の小さな力を積み重ねることで、大きな環境負荷軽減を生み出していけますよね。

この記事を読んで、日常生活の中にエシカルな商品を取り入れたいと思った方は、ぜひstyle table東武池袋店へ足を運んでみて頂ければと思います。本日はありがとうございました。

まとめ:style tableのお店は「何かエコなことを取り入れたい」と思い始めた方におすすめ!

今回のインタビューの後に、実際にstyle table東武池袋店のスタッフさんから商品の説明を教えて頂きました。商品の原材料だけでなく、作られた過程やその商品を購入するとどんな社会に良いことがあるのかまでを、事細かにわかりやすく教えて頂きました。

エシカルやサスティナブルに対する知識がなく、「何かエコなものを取り入れたいな」と思っているような方にこそ、ぜひ実店舗を訪れて頂き、ご自身に合った商品を見つけて頂ければと思います。

ソーシャルエッグでは、ソーシャルグッドな店舗の紹介や、社会に良い活動をしている方へのインタビュー記事などを他にもたくさん用意しています。社会に良い事業に興味がある方は、ぜひ他の記事も読んでみて下さいね!

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この記事の編集者

下谷 航希のアバター 下谷 航希 編集長

現在25歳。大学3年生の頃に子ども食堂の運営に携わり、社会貢献をしている人たちが大変な思いをしながら社会貢献活動をしていることを知る。その後、地方創生ツアーやメンタルケアアプリ制作などを行い、2023年に社会課題解決に尽力する人たちの課題を解決するメディア「ソーシャルエッグ」を立ち上げ。現在はソーシャルエッグのインタビューやメディア運営、学生へのソーシャルビジネス講座などを行っている。

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