フードロス削減のクラダシ、東京証券取引所グロース市場への上場が承認

「日本で最もフードロスを削減する会社」をビジョンに掲げるクラダシは、東京証券取引所グロース市場への新規上場が承認された。上場は6月30日を予定している。

株式会社クラダシは、賞味期限間近・規格外商品・流通経路に載せられないなど、廃棄予定の食品を安価で顧客に提供するオンラインショップ「Kuradashi」を運営している会社だ。消費者は美味しい商品を安価で購入できるだけでなく、購入金額の一部を任意の団体への寄付に充てることができる。また、クラダシ独自のクラダシ基金を有しており、地方創生事業やフードバンク事業などへの社会貢献も行っている。

クラダシの2022年6月期の売上は20億7000万円と、前期比2.6倍を記録。また同時期に、公益性の高い企業のみに送られる「B Corp認証」を取得している。Forbes JAPANや日本経済新聞などでも取り上げられるなど、近年特にソーシャルビジネス企業として注目を集めている。成長軌道に乗っていること、これまで約1億トン以上のフードロス削減に寄与していることなどから、ESG投資先としても上場後の動きに注目したい。

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この記事の編集者

下谷 航希のアバター 下谷 航希 編集長

現在25歳。大学3年生の頃に子ども食堂の運営に携わり、社会貢献をしている人たちが大変な思いをしながら社会貢献活動をしていることを知る。その後、地方創生ツアーやメンタルケアアプリ制作などを行い、2023年に社会課題解決に尽力する人たちの課題を解決するメディア「ソーシャルエッグ」を立ち上げ。現在はソーシャルエッグのインタビューやメディア運営、学生へのソーシャルビジネス講座などを行っている。

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